Miu Miu L’Été 2025 Campaign
自然の美しさ、解放された精神。夏の定番のワードローブをフレッシュに再構築した2025年プレフォール「Miu Miu L’Été(ミュウミュウ レテ)」コレクションとキャンペーンは、屋外へと舞台を広げます。ロケーションは、静寂とエネルギーに満ちた緑豊かな空間。終わりなき夏の日々と穏やかな夕暮れ時が、静かなまなざしの中に映し出されます。その空間には、長年愛されてきたアンティーク家具やエクレクティックスタイルのインテリアが並び、そこはまるで「自宅のような避暑地」、自分だけの小さなサンクチュアリ。
今回のキャンペーンの撮影を手がけたのは、数々の賞を受賞しているアーティストであり、ドキュメンタリー映画監督のシアン・デイヴィー。本キャンペーンが初のファッション撮影となる彼女は、カナダ出身の俳優カリーナ・リャンや、アメリカ人俳優・モデルのダイアナ・シルヴァーズなどの多様なキャストを通じて、静かに本質を映し出し、どこか挑発的でもある―そんな親密さと理解に満ちた世界を表現しています。
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幼少期のドレスコードは、シンプルなコットンや、ピンク・レッド・ペリウィンクルブルーといった鮮やかな色合い、遊び心あるディテールによって再解釈されています。コットンポプリン、ピケ、素材違いのチェック柄、ニット、レザーといったブランドを象徴するファブリックが再登場し、クラシックからスポーティまで、装いの枠を超えて様々なシルエットを形作ります。アヴィエータージャケットやテニススカート、ブルゾンやパンティ、サンドレスやポロシャツ、そして制服のようなグレーのテイラードセットアップ。それらはミックス&マッチされ、着る人の感性によってパーソナライズされていきます。たとえば、セーターやシャツの上からレイヤードされるニットのビスチェトップや、バンダナ柄のスカーフ。アンダーウェアの上から重ねられた装飾的なベルトやフィンガーレスグローブ。ブラトップとボリュームのある膝丈スカートには、ニーハイのフットレスソックスを合わせるなど、遊び心あふれる自由なスタイリングが展開されます。
パリのランウェイで発表された2025年春夏コレクションと同様に、1893年創業のフランスの老舗ブランド、プチバトーとのコラボ レーションは今回も続きます。特別仕様のコットンジャージーを使用した、ストライプ柄のタンクトップ、ボートネックTシャツ、ブリーフ が、両ブランドのロゴ入りのパッケージで登場。
アクセサリーもまた、軽やかでプレイフルな印象を与えます。艶やかなブロックヒールのメリージェーンには少女らしい魅力が宿り、左右で異なるシューレースのスニーカーや、ウッドヒールが印象的なクロッグはどこかリラックスしたムード。アイコンの「Wander(ワンダー)」や「Beau(ボー)」は編み上げられたレザーで再解釈され、「Aventure(アバンチュール)」は、ナチュラルスエードで登場。その他にも、カラフルなキャンバス地やブラックやブラウンレザーのスクールライクなバックパック、スエードのクロシェ編みバッグ、ストライプのビーチバッグや、ストライプと軽やかなラフィア素材のプレッピーな「Ivy(アイヴィー)」なども展開します。ジュエリーは草花や動物からインスパイアされ、チャーム「トリック」はパーソナルなエッセンスを添えるアクセントに。またオーバーサイズのサングラスは、クラシックなアヴィエータースタイルを彷彿とさせるデザインで登場します。木漏れ日が差し込む庭、フレッシュな空気、新しい解釈。馴染みのあるアイテムに再び命を吹き込みながら、ミュウミュウは自由な感性でそれらを塗り替えていきます。
写真:Siân Davey(シアン・デイヴィー)
アートディレクション:Edward Quarmby (エドワード・クォーンビー)
スタイリング:Lotta Volkova (ロッタ・ヴォルコヴァ)
キャスト:Song Ah(ソン・ア), Sam Davis(サム・デイヴィス), Sanique Dill(サニク・ディル), Eli Langer(エリ・ランガー), Callina Liang(カリーナ・リャン),
Yura Romaniuk(ユラ・ロマニウク), Diana Silvers(ダイアナ・シルヴァーズ), Caitlin Soetendal(ケイトリン・ソエテンダル)